仕事を知る|“当たり前の安心”を守る地盤調査、土質試験|株式会社地建
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人・建物・土地の
安全を守る
地盤調査員の仕事
とは
地盤調査の流れ
住宅や構造物を建てる前に必ず実施されるのが、地盤調査です。
地盤の強さを調べて、住宅や建物を建てても安全かどうかを確かめます。
事前調査
地盤調査の実施
地盤調査にもさまざまな方法があるため、現場にあった調査方法を使い分ける必要があります。
地盤調査報告書を提出
発注者様に調査結果、提案できる工法を伝える
地盤調査で明確となった地中の状態、現地盤の支持力、支持層深さ、軟弱地盤の場合は、
構造物を建てるための最適な補強工法の提案を、発注者様へ報告します。
こうして安全な生活へのバトンタッチを行います。
平板載荷試験
こんな時は平板載荷試験が最適
・設計荷重の大きな構造物
・地盤改良後の支持力確認
どんなことをするの?
①構造物床付面に反力となる重機または架台を設置し、試験器をセットします 。
②構造物の設計荷重に対して、長期で3倍、短期で2倍以上の荷重を直接地面に段階載荷します 。
③決められた時間とサイクルを経て、最終沈下量及び降伏点の有無を確認します。
④現地で、構造物基礎の床付地盤として設計荷重に耐えうる地盤か否かの判断ができます
標準貫入試験(ボーリング調査)
こんな時は標準貫入試験が最適
・貫通力があるため、固い地層の層厚を調べたいとき
・土層や液状化の調査
・一般的に多く用いられている試験
どんなことをするの?
①ボーリング孔の孔底からパイプ状の抵抗体をロッドを介して一定の打撃力(一定の高さから重錘を自由落下させる)で繰り返し打撃して地盤内に打ち込みます。
②規定の量貫入するのに要する打撃回数(N)を求める試験です。
スクリューウエイト貫入試験(旧スウェーデン式サウンディング試験)
こんな時はスクリューウエイト貫入試験が最適
・戸建住宅の地盤調査で使用される最も一般的な方法
どんなことをするの?
①スクリューポイント(鋼鉄製の四角錐をよじったやじり)を取り付けたロッド(鉄の棒)におもりを載せて静的な押し込み力を加えながら回転させて地盤に貫入させる。
②その時の一定量貫入するのに要した回転数を求める試験です。
その他さまざまな調査方法がありますが、主に使用しているのがこれらの調査方法です。
研修終了後は、基本一人一つの現場を担当してもらいます。未経験でも先輩スタッフがマンツーマンで教えますので安心してください。
一日の流れ
8:00 現場直行
基本的には現場に直行です。
しっかり挨拶をして現場へ入ります。
9:00 現場到着
発注者との打ち合わせや立会確認を行い、作業を始めます。 施工写真を撮影しつつ、進捗状況を確認しながら作業をすすめます。予定と異なる変化点が生じたら、無理に作業をすすめず、作業員や発注者と協議を行います。
11:00 進捗確認
午前中の進捗具合を見て、一日の作業進捗を予想します。
明日以降の作業に影響がないかを確認します。
11:30 午後の現場に向かう
午後の現場に向かいます。
午後の移動は、案件や日によって変わります。午前と午後で移動を要する時もあれば、隣り合う3区間の現場の時は移動はありません。
12:00 昼食
ほとんどの人がお弁当を持ってきて、食べています。ご飯を食べてからゆっくり休憩して、午後からの作業に備えます。
13:00 作業開始
午前中と同様に、施工写真撮影をし、進捗状況を確認しながら作業をすすめます。
15:30 現場巡視
現場巡視とは、作業環境を実際に見て、安全衛生上の問題点を見出し改善していくことを目的として います。
作業終了のタイミングを計り、明日の現場作業の準備やマシンの整備を行います。
16:30 帰社
会社に戻り、メールチェックや当日のデータ処理を行い、終了後退社します。
案件にもよりますが、そのまま直帰することもあります。
地盤調査の仕事に就くだけであれば、特別な資格などは必要ありません。
しかし、「地質調査技士」の資格を取得しておくと、現場でより活躍できるでしょう。
地質調査技士とは、工事現場におけるボーリングや各種計測、試験といった地質調査業務を行う技術者の知識や技能を認定する資格となります。
一度、資格を取得すれば5年間登録され、その後、更新するためには、「登録更新講習会」を受講するか、「CPD単位」の取得(12月まで受付)をすることで資格の更新を行う必要があります。
ボーリング作業については、現場経験を積む必要があります。
よくある質問
業界、業種ともに未経験ですが、応募できますか?
もちろんです。当社でも未経験からスタートした者がいます。
最初は先輩と同じ現場で仕事内容を覚えてもらいます。その後一人で現場を持ってもらうことを目標とし、丁寧にお教えます。
頑張りたい!という気持ちがあれば、地盤調査員として働くことができるようサポートします。
少しマニアックな仕事ですが、その分おもしろいですし、自分が関わったころには何もない土地だったのに、そこに建物がたっているのを見ると嬉しい気持ちや誇らしい気持ちになります。
ぜひ応募をお待ちしております!
地盤調査員として必要なスキルや要素はありますか?
もちろん専門知識を持っていると理解しやすいかと思いますが、そこは徐々にでも大丈夫です。
さまざまな地盤やケースに関する課題や問題を解決するための「問題解決力」や、1つの案件にたくさんの人が携わっているためクライアントや協力会社様との円滑な「コミュニケーションスキル」、そして何より周りや自らの安全を意識しながら最後まで遂行するための「責任感」が必要だと思います。
転勤はありますか?
ありません。
現場は車で移動する範囲が対象となりますが、転勤に伴う仕事はありませんので、地元で働きたい方、腰を据えて働きたい方はぜひお問い合わせください。
専門職としての技術や知識を身に付けることができますか?
はい、もちろんです。
なかなか仕事内容をイメージしにくいかもしれませんが、現場で先輩と仕事をしながら専門知識の習得や技術の磨き上げを行うことで、地盤調査員の経験が身に付きます。
もちろん受け身の姿勢ではなく、積極的に取り組む姿勢が大事ですね。